Raimyができるまで(6) – 操作性

 

 前回の記事に引き続き、Raimyの制作過程についてのお話です。

 

Tokihiko Tamiya

レイミー(Raimy) 安眠できる雨音アプリ(100円)
販売元:Tokihiko Tamiya(8MB)
カテゴリ:Lifestyle
全てのバージョンの評価:★★★★☆(12件の評価)
 
 

音の種類

はじめのころ
Raimyには雨音以外にも
いろんな種類の音を
入れようとおもっていました。
 
波の音、川の音、街の音などです。
 
さらに音の種類ごとに、
小さな音から大きな音まで
色々な強さの音を用意する計画でした。
 
例えば、波の音であれば、
穏やかに打ち寄せるの音や、
荒天時に激しく岩に打ちつける波の音などを
聴けるようにしようと考えていました。
 

操作性

これらを実現するために、
雨、波、川、雑踏などの
シーンを切り替える操作方法を
考える必要がありました。
 
当時、雨の強さを変えるために、
上下スワイプという操作方法を使っていました。
画面をあまり見なくても
簡単に操作できるようにしたいという考えから
この操作方法を使っていました。
 
シーンを切り替える際も、
なるべく簡単に操作できるようにしたい、
何回も画面をタップするのは面倒くさい、
と考えました。
 
さらに色々考えた結果、
シーンの切り替えには
左右方向のスワイプを使うことにしました。
 
20131022_01
 
写真は、左右のスワイプでシーンを切り替えているところです。
左が雨のシーン、右が波のシーンです。
 
しかし、この方法は断念しました。
左右にスワイプさせようとすると
上下スワイプに割り当てた動作をしてしまうのです。
 
すぐに原因が分かりました。
 
横にスワイプさせようとすると、
同時に少し縦方向にも指が動いてしまうのです。
 
正確に上下方向のみ・左右方向のみに
指を動かすことは、
現実には非常に難しいことがわかりました。
 
その結果、
2つの機能(シーンきりかえ・音レベルの変更)
が同時に発動してしまっていたのでした。
そのため操作性は良くありませんでした。
 
どうにか解決しなければなりません。
色々な改善方法を考えていました。
 
次回に続きます